手技治療・問診の特色

速やかな回復の第一歩は、患者様とのコミュニケーションから

正しい治療を行う為の『問診』『触診』

むち打ち・交通事故治療において、患者さんの状態を正確に把握するために欠かせないのが問診です。
医療施設での検査機器にもメリットは多くありますが「痛み」「不快感」については検査で数値化・画像化できません。また患者様の年齢や体の柔軟性などによって、痛みの感じ方には個人差があります。

患者様が訴える「痛み」「不快感」に対して耳を傾け、より的確に「痛み・不快感の原因」を探っていくのが「問診」です。
患者様が訴える痛みの箇所に手を重ね「腫れていないか」「しこりが無いか」「熱を帯びていないか」「身体を動かした際にスムーズか」触れて原因を探るのが「触診」です。

聴覚(耳)・視覚(目)・触覚(手)、この3つを研ぎ澄まし、症状や痛みの本当の原因を突き止めます。
逆に痛みの原因が「的外れ」であれば正しい治療は行えず、改善への道のりは険しいものになります。
どんなに「手技 (手によるマッサージ)」が上手でも、原因の特定が下手であれば施術家として失格です。
「手技」に比べて地味な印象を与える「問診・触診」ですが、患者様の悩みを引き出す優れたコミュニケーション能力を求められる仕事です。

患部だけではなく、カラダ全体を見渡し健康を取り戻す

交通事故後、頭痛に悩まされる方がおります。
レントゲン・CT・MRIでも脳自体には問題が見受けられず、結果的に頚椎(首の骨)から出る神経が事故によるショックで圧迫されて脳に「痛みの信号」を送っている事が原因でした。
この様に必ずしも「痛みが出ている箇所が原因では無い」のが人体の不思議なところです。

浜松むち打ち専門外来でも取り扱っている「針治療」を含めた東洋医学は
「身体のバランスを崩しているから痛みが発生する、だからバランスを崩す原因を取り除いていく」考えを基本としています。

頭痛の一例の様に「神経」に負担がかかっている場合、その神経に関連する様々な箇所に不調が現れます。
交通事故でも外傷が酷いケースは西洋医学的な解決方法の医療施設による施術に軍配が上がりますが、
むち打ちを初めとした「神経」「筋肉」が痛みの要因となっている症状の場合、身体全体を見渡してバランスを整えていく整骨院での治療方法が得意といえます。

「不安」を取り去る、2つのアプローチ

事故後の患者様は痛みとともに、漠然とした不安を抱えているケースを多く見てきました。
「不安」は「ストレス」につながり、身体全体の不調を引き起こす要因になります。浜松むち打ち専門外来では2つのアプローチで、この「不安」を取り去ります。

身体の不安

原因が分からないと、どうしても不安になってしまいます。

全ての患者様に対して丁寧な問診・触診を行っておりますが、交通事故治療の場合はより丁寧なヒアリングを行っています。
多くの場合交通事故は突発的に起こり、事故前後はパニックのあまり記憶も混乱しています。痛みや不調をうまく言葉で伝えられないお子さまもいらっしゃいます。
どのような方に対しても熱心に耳を傾け、過去の膨大な経験値から「今の身体の状況」「考えられる痛みの原因」を丁寧に説明致します。

また事故直後は身体も興奮状態で痛みが感じにくく、数日経ってから痛み・不快感が出てくる時間差の症状もあります。時間差で症状が出るとそれが交通事故要因なのか、別の理由なのか分からず新たな悩みの種を抱えてしまうことも。こちらもしっかり原因を探り、どのような治療が良いのか、さらに丁寧に説明致します。

症状を早く改善させる秘訣は、患者様と私たちが同じ方向を向き、信頼の上で治療を進めて行く事です。
「いまやっている施術が何に効いているのか分からない」といった、患者様を置き去りにするような施術は行いませんので、ご安心下さい。

事故に対する不安

 

「保険はどこまで適用されるのだろう?」「病院にも通っているが、いつまで通院すべき?」「壊れた車や自転車は弁償してもらえるもの?」「事故相手が怖い人で泣き寝入りしそう…」などなど、交通事故に遭ってしまうと一気に不安の種が増えてしまいます。

事故対応と平行し日常の家事や仕事をこなすのはとても大変。交通事故が引き金で心を病んでしまう方も。
その不安に対して一つ一つ「解決への階段の第一歩」をアドバイスするのが浜松むち打ち専門外来の「事故対応相談」です。

例えば警察官は事故調査や法律違反に関しては目を光らせますが、事故による損害の補償まわりは業務範囲外となり、一般的には手助けしてくれません。では事故相手の保険会社に相談となると「自分の発言が事故相手に有利になったら嫌だ」と頭をよぎり、洗いざらい相談できないケースも。

「誰に相談したら良いか分からない」問題に対する「よろず相談所」が浜松むち打ち専門外来の「事故対応相談」。私たちが経験した過去の実績から速やかに最適なアドバイスを行う事が出来ます。
また浜松エリアで多くの交通事故治療に携わってきた経験から、交通事故問題解決に向けた地元のネットワークがあります。医療施設による治療を行うべき症状であれば、紹介状とともに信頼できる医院をご案内します。
また事故相手とトラブルが続く様であれば、弁護士の紹介なども行っております。

浜松むち打ち専門外来は『患者様の困っている事に手を差し伸べ、納得していただき結果に結び付けること』を強い信念としています。

 

「ひとりひとり違う身体」だからこそ、あなたにあった「手技」をお約束します

手技治療は、患者様のお身体を手で触れながら行う施術方法です。
この方法では、患者様の痛みの強さや感じ方身体の柔軟性や筋肉の状態などを直接把握することができます。
個々の患者様に合わせた施術を提供するため、同じ症状でも施術内容が異なる場合があります。

手技治療は、マッサージやストレッチなどの手法を用いて筋肉の緊張をほぐし、身体全体のバランスを整えることを目的としています。患者様とのコミュニケーションを大切にしながら、症状の改善に向けて丁寧な施術を行います。

ボキボキするような怖い治療はしません

心地よい刺激を用いた手技治療では、強い痛みを伴う施術は行いません。代わりに、身体と心がリラックスするような施術を行い、患者様の症状を和らげます。筋肉の緊張をほぐすことで、身体全体のバランスを整え、痛みの軽減につなげます。患者様との信頼関係を築きながら、心地よい施術を提供することで、治療の効果を最大限に引き出しています。

ファシア (筋肉・筋膜・内蔵) へのアプローチで改善を促す

 

最近聞くことが多い「ファシア」ということば。「ファシア」は「膜」という意味で、医学的には内臓や筋肉・骨・血管・神経などを覆う「膜」の総称として呼ばれています。
身体のメンテナンスに興味がある方は「筋膜リリース」というストレッチ方をご存じの方も居るのでは? この「筋膜」もファシアの1つです。

「身体を動かす」のは筋肉の仕事ですが、滑らかに動かしたり繊細な動きを実現させているのは、このファシアがバックアップしているおかげです。
自動車で例えると「動かすだけならエンジンだけで十分だけど、よりスムーズに動かすには潤滑油が必須」といった感じでイメージしてください。

身体は様々な組織の集合体です。筋肉だけ改善を図っても他の部分が支障を来していたら問題の根本解決にはなっていません。
筋肉のまわりの血流が滞っていたら、疲労物質や発痛物質、老廃物が掃き出されずに留まり続けます。
逆に血流の勢いが良くなったら代謝が促進され、筋肉の柔軟性向上とともに症状の早期改善につながります。

手技と電気治療器を併用した「いいとこ取り治療」

浜松むち打ち専門外来では、患者様の状態に合わせた施術を提供するため、機械や電気治療も併用しています。
「手技」に絶対の自信ありますが、電機治療器による治療が有益なケースがあるのも事実です。
電気治療器と手技治療を組み合わせることで、互いの相乗効果を最大限に活用し、患者様の症状改善をサポートしています。